7月2日(土) 晴

朝6時前に目が覚める。中原昌也『死んでも何も残さない ―中原昌也自伝』(新潮社)を詠み終える。
名駅の喫茶店で西村賢太の新刊『寒灯』(新潮社)を読む。一息で読了。題材はいつも同じなのだが、作品によって切迫度のようなものが違う。今回のは読んでいて辛くなることもなく、緩い心持で読み通せた。
午後、秘密基地で、佐々木中『アナレクタ2 この日々を歌い交わす』(河出書房新社)を読む。一息で読了。アナレクタシリーズ、1はまだ未読。今度買ってこよう。
夕方、ミスドで、川崎徹『会話のつづき -ロックンローラーへの弔辞』(講談社)を読む。一息で読了。帯の推薦文は菊地成孔―≪いま、この時期に、この人(川崎徹)が、この人(忌野清志郎)の死について書いた。非常に目立たない、非常に深い仕事である。タイトルの静かさによって読まれる機会を減じるべきではない≫。清志郎との交流を書いたエッセイのようなものかと思って読み始めると、そうではなく長編小説だった。清志郎はほとんど登場しない。人が単体として生きていることのポツンとした小ささ、寄る辺なさが、縁取りのくっきりした文章で書かれていて、川崎徹の小説はいつもそんな感触がある。
切なくもなり、滑稽にもなり、ただ、人間が単体として生きていくことが「日常」としてしかありえない、だからどんな感傷も自分にとって「部分的」「一時的」なものでしかない、そうした在りようの哀しさ。
夜、youtubeで二人組ノイズユニット、タッジオの演奏を見る。タッジオはエレキングのインタビューで知った。いまのところ、アルバムを一枚出しているだけのようだ。このふたりは追っかけていこう。
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by daiouika1967 | 2011-07-03 09:30 | 日記  

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