10月13日

朝。起きると猫のトイレチェック。sakuraと思しき糞を片す。それから猫へ給仕。ドライフードを皿に移すそばからkuroとpontaが寄ってくる。sakuraはこの二匹が食べている間は、遠目に眺めている。彼らが食べ終わった後になって、おもむろに寄ってきて、鰹節を要求する。sakuraはドライフードに鰹節をふりかけてやらないと(よほど空腹じゃない限り)食べないのだ。kuroは食べ盛りで、今十分食べたにも関わらずsakuraのご飯を横取りしようとする。そのkuroの動きを制止しながら、sakuraがご飯を食べ終えるのを見守る。
猫たちの後は自分の番だ。ご飯をチンして、ほうれん草の味噌汁を温め、冷蔵庫から納豆とらっきょを出し、焼き海苔を皿に移す。朝食セット。天気予報を見ながら、朝食を食べる。今日はゴミの日なので、家中のゴミ箱からゴミを集める。そんなことをやっているうちに、8時10分を過ぎてしまった。10分に家を出ないと、16分のバスに間に合わない。今日は朝の喫茶店を諦め、9時過ぎに家を出ることにする。歩くと、家から事務所までちょうど50分。今日は歩いて行くことにする。

半端に余った時間で、北田暁大『<意味>への抗い―メディエーションの文化政治学』(せりか書房)を読み始める。読んでいるうちに、妻が起き出してくる。読書を中断し、とりあえずハグする。読書に戻り、60ページ読み進む。「1.観察者としての受け手」では、ロジェ・シャルチエの「読書行為論」が援用されつつ、メディアリテラシーについて考察されている。
≪①情報を「担っている」メディアが特定の歴史的状況の中で、いかなる伝達の様式を持つと社会的に認識されているのか、②「理念型としての受け手」がどのようにそのメディアの受容空間に携わり(engage in)、身体的な投企をしているのか、③そして②の携わりの様相が「属性的に」区別される受け手にどのような「解釈」を要請するのか、といった問題がある程度実定的な次元で問われなくてはならないだろう。
このように考えるなら、我々は受け手のメディアリテラシーなるものを、①②③の場合に分けて認識する必要があることとなる。①の場合のそれは、特定の歴史的文脈のなかで、あるメディアに(社会的に)託された特定の機能を遂行できるメディア機器使用能力=「伝達次元の観察者」としての技能(a)を意味するであろう。コンピュータの作動、キーボードの操作、VCRの録画操作、あるいは識字といった「ハード」を操る能力がここに含まれる。また、②の場合には、受け手は「情報/伝達―差異の観察者」として捉えられ、そこでのリテラシーとは「立ち読み」「ながら視聴」なども含む、「非-意味論的」なメディア受容空間に身体的に投企し、場の遊動性を享受する能力(b)ということになる。既述の初期映画や、現代におけるマンガの受容のあり方を考えるとき、この一見「能力」とは映らないリテラシー概念が重要な意味を持ってくる。そして③の場合であれば、メディアが伝達する情報内容を、社会的に固定された既成概念に捉われず批判的に解釈しうる「解釈能力」=解釈学的能力(c)のことを意味することとなろう。近年の批判的メディア研究の高まりのなかで、もっともとり沙汰されているのはこの解釈学的リテラシー概念であるといえる。≫


午前中から午後にかけて、4時間近くパソコンを前にしての作業に集中する。女性用美容液のウェブページ(LP)の制作指示書の作成、建設会社の営業管理シートの作成、機械製造会社のウェブコンサルレポートの作成。合間にメール、電話対応。午後からはマーケティング会社が来社してのミーティング。「CS向上を目的としたアンケートサービス」のウェブプロモーションについて2時間程打ち合わせる。
打ち合わせの間にAから着信が入っていた。Aに依頼していた仕事の件だろう。Aはいわゆる「使えない」人間だが、今回は想定以上の「使えなさ」で、よぉ、どこまで手間かけさせやがるんだ、なんて、期待値と現実のギャップについイラだってしまうが、いや、すこしでも期待する自分が悪いのだ、と思いなおす。そもそもAは、仕事で付き合う相手ではない。それをこちらの都合で付き合っているのだから、彼に少しでも期待するこちらがお門違いなのである。
5時過ぎに会社を出て、とりあえず昼飯を抜いていたので、うどん屋に寄って鴨南蛮を食べる。その後、本屋に向かう。<ジュンク堂>は座って本が読めるようにベンチが置いてあるので、そこで1時間程、ウェブの基本的な入門書を読む。おれは、ウェブを中心としたマーケティングの仕事をやりながら、技術的な領域では、ところどころ知識が曖昧なまま放置してある。それをクリアにしていくための「立ち読みタイム」である。帰りに、岡本達彦『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法』(ダイヤモンド社)を買う。

帰りも歩いて帰る。8時半頃、家に着く。夜飯はスパゲティ。ぼんやりテレビを眺めながら、10時過ぎにはうつらうつらしていた。12時にベッドに移動する。
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by daiouika1967 | 2011-10-14 05:18 | 日記  

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