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4月23日(水) 曇

朝からどんよりと曇り、夜になって雨が降り出した。
午前中はパソコンに向かって仕事、午後になって家を出た。疲れているようだ。歩いていても足が重く感じる。疲れるようなことは何もしていないはずなのだが、バイオリズムが低調なのだろう。しかし、こんな日にかぎって、仕事が重なっている。
喫茶店に入ると、蒸し暑くて、首元に変な汗をかいた。それに、腹が張ったようになっていて、やたらとブウブウ屁が出る。眠い。椅子にすこし深く座って、うつらうつらした。
喫茶店ですこし時間を潰してから、クライアントの会社に向かった。似非コンサルタントとしての仕事である。適当に口から出任せを話す。体調が悪いからといって、口が回らないかというとそうでもない。自動饒舌マシーンである。逆に、体調がよくて気持ちが充実している時に、急に言葉が何も出てこなくなってしまうことがある。
クライアントの会社を辞して、次に、営業でアポイントが取れたデリヘルの事務所に向かった。顔は溶けかかって不気味だが話してみると人は良さそうな社長を相手に、WEB制作のプレゼンをした。滑らかに喋ることはできるものの、プレゼンに必要な迫力が出せない。結果は、「考えてまた連絡します」。うまくいかなかった。
夕方、家に帰った。部屋には、女が一人と猫が一匹待っている。どうやらこの猫はおれが飼っている飼い猫らしい。この女はおれの妻ということらしい。と、いうような離人症の症状が起こったので、これはやばい、なんか、こう美味いものでも食わないと、と、最近近所にオープンした回転寿司に、寿司を食べに行くことにした。
中とろ、大とろ、明太子、焼き穴子、はまち、北海ダコ、数の子、いくら、うに。茶碗蒸し。美味しくて、それで、すこし現実感が回復した。
家に帰り、日記を書いてアップし、夜、谷川俊太郎『武満徹の素顔』(小学館)を読んだ。谷川俊太郎が武満徹と生前何らかの関わりがあった8人にインタビューしている本だ。小澤征爾、高橋悠治、坂本龍一、湯浅譲二、河毛俊作、恩地日出夫、宇佐美圭司、武満眞樹の8人。
武満徹の音楽について、というより、武満徹の人となりについて、髣髴としてくるような内容だった。
武満徹のことを、火星人のようだった、と誰かがそう言っていた。武満徹という人には、アナザー・ワルールドリー(異世界的)な存在としての、現実感が希薄であるがゆえの存在感があったのだろう。

by daiouika1967 | 2008-04-24 21:54 | 日記  

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