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5月23日(金) 晴

7時前にPに起されそのまま起床。パソコンの前で、日記つけ、ネットの周回、仕事少し。昨日の残りのマカロニサラダと黒糖パンとインスタントスープの朝食をすませ、10時になった。着替えて家を出ようとするが、妻に「いってきます」を言おうとベッドの際にしゃがむと、彼女が暗い不穏な感じの目つきをしていたので、心配になって、再びかぶっていた帽子をとって、隣に寄り添って横になった。昨夜はすこし緩和したかと思ったのだが、やはり何か怒っているというか気分の具合が悪いらしい。軽くパニックっぽくなるのを、抱きしめて宥めているうちに欲情してきて、そのままセックスになった。セックスが終わると、妻がすこし落ち着いたので、おれも下半身だけ裸のまま、しばらく彼女を抱いてうつらうつらした。窓からは爽やかな風が流れて、ずっと浸っているとすこし肌寒くなるくらいだった。彼女の体温が心地よく、気分は晴れないまま、でもものすごく気持ちがよかった。けっきょく、家を出たのは2時を回った辺りになった。妻はまだ暗いぼんやりした顔つきをしていて、でも、パニックは過ぎたようである。午後、仕事で人と会い、そのまま喫茶店で丹下健三『青色賛歌』(河出書房新社)を読んだ。○。それから、喫茶店を変えて、小島信夫『現代文学の進退』(河出書房新社)を読み始める。145ページまで。読みながら、合間に仕事の電話を何件か架ける。夕方、家に帰ると、妻はだいぶ調子が戻ってきているようで、はしゃいだようなテンションはもちろんなかったし、テレビもつけておらず部屋はしんとしていたが、それでも朝よりはずっと穏かな感じに見えた。夜飯は妻が拵えたチキンライスとマカロニサラダ。チキンライスはかなり美味しかった。食べながら、妻がぼそっと「これ、昔、喫茶店でバイトしてた頃、作ってたやつ」と言う。「ああ、美味しいよ、これ。友達がやってる喫茶店で出てくるのよりずっと美味しい」と応える。食後、お茶を飲んでいたら、ダヤンのジクゾーパズル(100ピース)を見せてくるので、「これ、今日やったの?」と聞くと、「うん」と答える。「Mさんは、こっちの300ピースのやるの」と言って、300ピースのパズルの箱を差し出してくる。なぜジグゾーパズル?という疑問がないでもなかったが、妻のやることにいちいち細かな疑問を抱いてもしょうがないので、ジグゾーパズルの箱の封をとき、ピースを、縁のやつとそれ以外のやつによりわける作業をした。そうしているうちにも、妻はじょじょに調子を取り戻しつつあったようで、おれがピースの仕分けを終え、「でも、やるのは、日曜ね」と再度ピースを箱に戻し、パソコンの前に座ると、妻はミシンの前に座り、友達の息子が使うというピアニカのケースを作り始めた。機関車トーマスの布を縫い合わせていく。おれはすこし仕事をしてから、鶴ケ谷真一『月光に書を読む』(平凡社)を読み始めた。タイトルの連作エッセイ、岩本素白の「点描」、柴田宵曲の評伝。途中、風呂に入って、1時前には読了した。そのままベッドへ。

by daiouika1967 | 2008-05-24 09:04 | 日記  

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