10月4日(土) 晴

6時にPに起され、もういちど二度寝する。8時前に起床。二度寝したとき見た夢は、起きて暫くは覚えている。忘れてからも、なんだか切ないような残り香があった。
パソコンの前で作業しているうちに、10時過ぎ、妻が起きだしてくる。11時前、朝昼兼用の食事をとる。韮の入ったオムレツ、納豆、ご飯、インスタントの味噌汁。

11時過ぎに家を出て、名駅の喫茶店で、保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』(新潮社)を読み始める。没頭し、興奮する。喫茶店を移動しつつ、230ページまで読み進む。そのまま読みきろうか迷ったが、頭が疲れてきていたようなので、今日はここまでとしておく。

頭を休めるために、大須、上前津、鶴舞という順路で、CDショップと古本屋を覗きながら、90分ほど歩いた。途中、喫茶店に寄り、シナモンロールパンとコーヒー。
CDショップで、3枚購入。渚にて『よすが』、青柳拓次『たであい』、『reaching series no3 おやすみなさい V.A.』(参加ミュージシャンは、高野寛、嶺川貴子、ハナレグミ、MOOSE HILL&原田郁子、イノトモ、KAMA AINA、高田漣、内田也哉子、エマーソン北村、坂田学)。
古本屋で古井由吉『行隠れ』(河出書房新社)400円、『柳田国男対談集』(筑摩書房)400円、宮本常一『日本文化の形成』上・中・下揃(ちくま学芸文庫)2000円、F・フェルマン『現象学と表現主義』(木田元訳 講談社学芸文庫)350円、生松敬三・木田元『現代哲学の岐路 -理性の運命』(講談社学芸文庫)400円。古本はどれも絶版で、店によってはこの倍から三倍くらいの値がつけられている。いい買い物をした。

夕食は、鮭の切り身、ジャガイモ、たまねぎ、ニンニク、にらのスープとご飯。
食後、DVDで森田芳光監督『ハル』を観る。1995年の作品で、パソコン通信で男女が知合う過程を描いたラブストーリー。1995年公開だから、まだウィンドウズ95が出ていない頃に撮られた作品で、まだパソコン通信をやる人間がマイナーだった頃の、携帯電話も普及していなかった頃のお話である。まだほんの十数年前のことなのに、現在当たり前のように日常に溶け込んだインターネットやケータイが存在しないというだけのことで、ずいぶん遠い時代であるかのような感じがする。
黒抜きの背景に、二人の入力するチャットの文字が、テロップのように現れる。映画の時間のかなりの部分が、この文字で占められている。どうせ退屈な映画なんだろう、と思って観はじめたのだが、これが意外と引き込まれた。チャットやメールを通して互いの感情が深まっていく、その過程に、自分の体験とも通じるリアリティがあった。
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by daiouika1967 | 2008-10-05 23:13 | 日記  

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