11月11日(火) 曇のち晴

9時起床。起きた時には妻はもう病院に行った後だった。パソコンに向かい、仕事のメールを打ったり、日記を書いたり。10時過ぎに妻が帰ってきて、ビビンバご飯を作ってくれたので、10時半、朝昼兼用の食事をする。
11時、家を出る。名駅のドトールで、木田元『哲学は人生の役に立つのか』(PHP新書)を読む。120ページほど読み進む。
図書館に歩いて、借りていた本を返却し、一時間くらい、4階の社会科学の棚を検索する。岩田規久男『デフレの経済学』(東洋経済新聞社)、『国際金融入門』(岩波新書)、仲正昌樹『貨幣空間』(世界書院)、佐伯啓思『「欲望」と資本主義』(講談社現代新書)の4冊を借り出す。
強烈に眠たい。図書館のソファーにすわって、しばらく仮眠を取る。ぼおっとした頭で、図書館を出て、ちょっとふらふらしながら、名駅まで歩いて戻った。
3時半、カジキマグロフライのパニーニを食べながら、木田元の残りを読む。
5時過ぎに家に帰る。妻がカレーを拵えてくれたので、夕食。夕食後、7時から、DVDで『ヨコハマメリー』を観る。
横浜に実在した80歳を超える娼婦メリーさんを追ったドキュメンタリー。
その年齢、顔を白塗りにし、デコラティブなドレスを身にまとった異様な風体で、見世物的なエキセントリックとして、“実在する都市伝説”のような存在だったメリーさん。彼女は1995年、忽然と姿を消した。
映画は、彼女が姿を消した後から始まる。
彼女と親交の深かったシャンソン歌手の元次郎さんを中心に、彼女と接点のあった人びとの取材を通して、彼らや彼女たちの話から、戦後の横浜の街そのものが浮かび上がってくる。猥雑なエネルギーの渦巻く戦後の横浜という街のなかで、生への欲望を全身に漲らせた男や女の生きざまが浮かび上がってくる。
メリーさんも、元次郎さんも、異様な風体ではあるのだが、おれにはその姿が、時代のなかで精一杯自らを生かし、輝いていくしかない、いわば存在の哀しさのようなものを一身に背負った、ひどく美しいものとして感じられた。
いい映画だった。観ているあいだ、ずっと胸に迫るものがあった。
夜、今日は、妻が夜にも注射を打ちに行かなくてはならないのだという。それで、10時にいっしょに出掛けた。散歩がてら、大須まで40分くらい歩いていく。帰りも歩いて帰ってきた。12時過ぎ、名駅のデニーズに着き、ラーメンを食べて、家に帰ると1時過ぎだった。一日の歩数は21000歩。さすがに眠たい。すぐに就寝した。

木田元『哲学は人生の役に立つのか』のなかに、木田元が語学を習得した勉強法が語られていた。《語学というのは、単語さえ覚えれば八十パーセントぐらいはできると思います。》と著者は言う。
どれくらい覚えればいいかというと、《英語ならば一万語ぐらいの単語帳がありますが、一万語を覚えて四千語ぐらいは忘れてもいい。六千語覚えていれば、ほとんどの本は読めます。》ということだ。
では、どうやって覚えればいいのか。著者はこんな方法で覚えたのだそうだ-《(単語帳を)一日四ページ、二百語くらいずつ覚えていきました。日本語のほうを見ながら、英語の単語をワラ半紙に書き、間違えたものには印をつけて、やり直す。一日目は二百、次の日は四百、三日目は六百と増やしていきます。同じ単語を五日ずつ繰り返して覚えていくのです。すると五日目には、最初の日の二百語は五回繰り返して暗記することになります。三日目あたりから、ほとんど間違わなくなりますが、五日間やればほぼ完璧になります。思ったほど時間もかかりません。そこで、六日目には一日目の二百語をはずし、新たな二百語にずらしていくのです。》けっきょく、記憶を定着させるには、反復練習をするしかないということだ。毎日同じように反復練習をくりかえせば、それで何とかなる、ということでもある。
著者は、こうして、毎年、英語、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語、ラテン語、と覚えていったのだそうだ。そうした規則正しい学習と、その成果がはっきりと実感できることが、著者の絶望回避におおいに寄与したのだという。
読みながら、俄かに、英語をきちんと習得したいという欲求が湧いてきた。木田元は、毎日十数時間やって、ひとつの言語を3ヵ月で習得できたと言っていた。おれは、毎日十数時間、というのは無理なので、それでもすくなくとも毎日最低2時間はとって、英語の訓練を再開してみようと思い立つ。
それでさっそくジュンク堂に行き、成重寿・妻鳥千鶴子『ゼロからスタート 英単語』(Jリサーチ出版)という参考書を買った。
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by daiouika1967 | 2008-11-12 10:01 | 日記  

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