12月26日

朝起きたら雪が積もっていた。
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# by daiouika1967 | 2011-12-26 14:50 | 日記  

12月25日

終日家で炬燵でとろとろ。妻も炬燵のなかでアメーバピグ。PONTA、KURO、SAKURAも、炬燵の周辺で丸くなっている。
昼飯はS夫妻と連れ立ってそばを食いに行く。底冷えする寒さに、せいろではなく鴨南蛮を注文する。一味をたっぷり振って食す。顔が赤らむほど、ぽっぽとする。
夜飯は妻がネットで取り寄せたズワイ蟹。脚ばかりで1.5kgある。鍋にしてふたりでひたすら蟹を食らう。夜になって雪がちらつきはじめた。
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# by daiouika1967 | 2011-12-26 14:47 | 日記  

12月24日

クリスマスイブ、ってことだが、何をするでもなく、夜飯はマクドナルドで買ってきたチーズバーガーセットを、妻と食べて済ます。テレビを点けっ放しにして、「出没街アドック天国」で新宿二丁目が特集されているのを何となく眺めつつ、鮪オーケストラ『少々生臭いお話』(エンターブレイン)を読む。

飛行機の飛ぶ空。「爆弾のひとつも落としてけってぇの」「役立たず」団地の屋上で煙草を吸う人妻がつぶやく。「私の名前はヅーマ。暗黒高島平界隈ならどこにでもいる至極平凡な主婦である。山賊刑事をやっている夫が家に戻るのは月に一度。殿様探しの旅に出た19歳の一人息子はもう2年戻ってきていない。パートもせず英会話教師狩りを一緒にする友人もいない私にとって団地内の散歩は格好の暇つぶしである」。そうして主婦が、だだっ広くて、夢のように歪んだ団地内を歩き始める。……1話目の出だしから足を取られ、そのままこのキチガイじみた世界に引きずりこまれてしまう。

言葉のセンスは「voxxxx」の頃の電気グルーヴの歌詞、世界観は「1万円ライブ」の頃の松本人志のコントのようだ。ともかく気色悪くて、気味が悪くて、ただ内臓がくすぐられるような痺れが癖になる。
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# by daiouika1967 | 2011-12-25 10:02 | 日記  

12月24日

陰鬱な気分に陥ったときは、外界を遮断して、無重力状態のなかを3、4時間も過ごせば、たいていそれで胸騒ぎは静まり、いつものように何もかもが取るに足らないことのような、根拠もなく向日的な気分が回復する。
昼、銀行に金を下ろしにいき、残金がほとんどなくなっていることに気づき、体調不良もあり、他にもいくつかの小さな気がかりが重なって、何だか人生が不安になってきたので、秘密基地に、コンビニで買ったスナック菓子と炭酸ジュースを持ち込み、creamやxtcを聴きながら、みうらじゅん×リリー・フランキー『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(扶桑社)を読んだ。夕方にはいつものへらへらした自分が戻ってきていた。

人間関係について、大事なのは「具合い」である、というのが、さすがに真実は身も蓋もない。
≪「心底安心できるのは、具合がいい人といるときですよ」「性格のほうで補おうとするんだけど、やっぱり「具」には勝てないんだね」「具合のいい人に出会ったときに、腕とか顔に触れているときから何か分かるじゃないですか。そのフィット感っていうか、くっついたときに隙間が空いてないんですよね」「テンピュールのように、「にちゃー」っと埋まるような感じのね」≫
異性と付き合う基準が容姿か性格か、なんてのは、人間関係の「どうしようもなさ」について、あまり思い巡らせたことのない者が弄する二者択一で、要するに二つともどうでもよくて、重要なのは「具合い」なのである。

それから、若い人間が持つ“キャリア志向”の多くが、「説教がましいだけの大人に毒された」“間違った向学心”でしかない、という、おれが仕事でかかわる種類の人間が陥りがちな陥穽が言い尽くされている箇所を引いておく。
≪「自分の好きなことをやり続けている人って、結構みんな食えてるんですよ、実は。ただ、若いときの方がバランス感覚がいいっていうか、大人に毒されているから、いろんな人を見たり会ったりして勉強しようとかっていいますよね。でも、そんなことしてたら、絶対にバカになりますよ。だって、ほとんどの大人はバカなんだし、若いやつに一生懸命話している大人は説教したいだけか、ヤリたいだけかどっちかでしょう。
人に会うということは、あくまでそこから「ヒント」だけ得られればいいわけで、その人から直接何かを教わる必要はないと思うんですよ。それなのに、今の若い子たちは「新しいことをするためにたくさんの人の話を聞きたい。人に会うことが財産」とかいって、必死こいてぜーぜー言ってるわけですよ。でもそれって、「お前は営業マンか」ってことじゃないですか。若いときにそんなことしても埋没するだけなのに≫


未来予想図などというものが当たった試しはない、将来において確実なのは「必ず死ぬ」ということだけである。だから、大切なのは、常に「今」だけなのである、とこう結論付けると、これ、ほとんど上座仏教の教説ではないか。
≪なにか計画立てて考える人って、人生を線路に例えてみたり、とにかく一本の線だと思ってるじゃないですか。でも、人生とか時間というのは線ではなく点の集合体でしょ。だからつなげて物事を考えていくっていうのは、本質的な意味で間違っているわけだし、そりゃあ、うまくいかないですよね。金を貯めてりゃ誰かに持っていかれ、結婚しても失敗して……って、点だから起きる「予測できないこと」ですよね≫
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# by daiouika1967 | 2011-12-24 18:41 | 日記  

12月24日

咳が出て夜ぐっすり眠れない。咽喉が炎症をおこしているようだ。夜まともに眠れないから昼周期的に眠たくなる。喫茶店に入ると暖かくて席に着くとそのまま意識が薄れる。眠気に浸されると咽喉の違和感も薄れ、聴きっぱなしの音楽が心地よくグルーヴするのに委ねてうつらうつらする。

今朝は店に入っても眠気に浸されることもなく、坂本龍一がセレクトしたグールドのバッハを聴きながら、小林勇『蝸牛庵訪問記』(講談社新書)を読み始める。
小林勇は岩波の編集者。幸田露伴との交わりを、昭和二年から編年体で追って書き留めている。露伴が還暦を越えたあたりからの記録となる。
ところどころで、折々に露伴が著者に語った言葉が、まとめて録されている。
≪今から十年くらい前までは、物事を、うむとこらえるということをいいことだと思っていた。悲しいことははねのける。そうして心の平衡を保つことにした。ところがそれは自分勝手だと思うようになった。人の苦しみを苦しみとしてちゃんと自分もそれに応じてじんわりと苦しむ、そうふうになってから、わたしは余計年をとるようになったと思う。≫
露伴の書くものには、身ごなしや精神の折り目正しさを感じるが、ちっとも力んだところ、押し付けがましいところがなく、それは露伴独特の柔軟性によるものだと感じる。露伴の底の知れない教養の身につけ方にも、対人関係における包容力にも、その独特の柔軟性が感じとれる。

ユングを連想する。
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# by daiouika1967 | 2011-12-24 12:34 | 日記