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7/22 金

文章を書く速度。文章の体裁に引きずられず、欲動に内破されていくように進む、そのドライブ感を保つための速度というのがある。
そして、結論も見えないまま、一節がどうまとまるか、書いているその時点では見えないまま、書き進められる必要がある。
統制を外し、意識を脱中心化する。
文章がある程度の量積み重なってくると、その全体が意味を帯びて、つじつまをあわせるための、説明のために費やされる言葉が多くなってくる。その重苦しい一塊を、絶えず微分、解体しなければならない。
例えば「風景描写」や「他者の語り」、「異言」を織り込んでいくことで、デコードしつづけるのだ。

佐々木中『アナレクタ1 足ふみ留めて』(河出書房新社)を、一息で読む。
人は自分の死を知ることができない(ブランショ)という認識が、「死の先駆」といったハイデガー的なヒロイズム(ひいては、全体主義-原理主義)を解体するキイである、ということ。ブランショ、レヴィナス、バタイユらの「外の思想」を、「政治」との関連を意識して読み直してみよう。さらに原始仏教、ユダヤ-キリスト-イスラムといった一神教が、「死」をどう捉えているのか。宗教と歴史の交点に、「死の観念」という補助線を引いて考えてみる。
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by daiouika1967 | 2011-07-23 23:55 | 日記