11月20日
晴天の日曜日。陽射しは暖かく、窓辺にいるとうつらうつらするが、外に出ると強風が吹きすさんでいる。
中山康樹『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)を読み継ぎ、読了。ビバップの黒さとヒップホップの黒さは、同じ精神的土壌から生まれた。
≪興味深いのは、マイルスにせよローチにせよ、さらにクインシー・ジョーンズを含む他のビバップ世代のミュージシャンのほとんどが、客観的にみれば正当な継承者であるはずのウィントン・マルサリスではなくラッパーを「仲間」もしくは「継承者」とみなしたことだろう。想像するに、すでにウィントンの世代に代表されるジャズが「あのジャズ」ではなくなっていたこと、そしてヒップホップにこそ「あのジャズ」が生きていることを実感したからではなかったろうか。さらにスティーブ・コールマンを筆頭とするMベース派は、ウィントン一派よりも革新的ではあったかもしれないが、その「革新」はジャズ内部においてのみ有効性を発揮し、ヒップホップやラッパーが待ち構えるストリートへもち出した瞬間、相対的に「ふつうのジャズ」への変質を余儀なくされたのではないだろうか。
マイルス・デイヴィスやマックス・ローチあるいはクインシー・ジョーンズ等、真の革新者、真に創造的であろうとしたミュージシャンは、ウィントン・マルサリスでもスディーヴ・コールマンでもなく、ヒップホップに共鳴し、本能的にブラック・ミュージックの未来が広がっていることを見抜いた。≫
ん?
窓辺へ駆け寄る二匹
野良雌
にゃあにゃあにゃあにゃあっ
行ってしまった
中山康樹『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)を読み継ぎ、読了。ビバップの黒さとヒップホップの黒さは、同じ精神的土壌から生まれた。
≪興味深いのは、マイルスにせよローチにせよ、さらにクインシー・ジョーンズを含む他のビバップ世代のミュージシャンのほとんどが、客観的にみれば正当な継承者であるはずのウィントン・マルサリスではなくラッパーを「仲間」もしくは「継承者」とみなしたことだろう。想像するに、すでにウィントンの世代に代表されるジャズが「あのジャズ」ではなくなっていたこと、そしてヒップホップにこそ「あのジャズ」が生きていることを実感したからではなかったろうか。さらにスティーブ・コールマンを筆頭とするMベース派は、ウィントン一派よりも革新的ではあったかもしれないが、その「革新」はジャズ内部においてのみ有効性を発揮し、ヒップホップやラッパーが待ち構えるストリートへもち出した瞬間、相対的に「ふつうのジャズ」への変質を余儀なくされたのではないだろうか。
マイルス・デイヴィスやマックス・ローチあるいはクインシー・ジョーンズ等、真の革新者、真に創造的であろうとしたミュージシャンは、ウィントン・マルサリスでもスディーヴ・コールマンでもなく、ヒップホップに共鳴し、本能的にブラック・ミュージックの未来が広がっていることを見抜いた。≫
ん?
窓辺へ駆け寄る二匹
野良雌
にゃあにゃあにゃあにゃあっ
行ってしまった
by daiouika1967 | 2011-11-23 07:57 | 日記