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2月28日(木) 晴

9時過ぎに起床。朝食前に、パソコンに向かい、2時間仕事した。11時に遅い朝食。クロワッサン3個とインスタントのコーンスープ。
12時前に家を出た。

喫茶店で読書。しかし眠たくて集中できない。疲れているようだ。それでも堪えて、大岡玲編『文芸誌「海」精選対談集』(中公文庫)を読み継いだ。石川淳×中村真一郎、堀田善衛×開高健、河上徹太郎×丸谷才一、川崎長太郎×水上勉、円地文子×中上健次と読み進み、読了した。
川崎長太郎×水上勉の対談は、それぞれの師匠筋にあたる、徳田秋聲と宇野浩二について語られている。川崎長太郎が徳田秋聲の言葉を思い出して話しているくだりで、一箇所、徳田秋聲が小説の文章について、「プッツリ」言った一言が紹介されいていた。
―「『手拭をしぼって、ふっとテーブルの上に置く』と言うんですよ。『しぼりっ放しじゃいけない』というんだ。しぼって、ふっと机の上に置く。そうすると、ふくらみが出てくる。裂け目が見えてくる。普通は、しぼっている最中みたいなところで書いているわけだ」。
文章を書くときの、視線のとり方について、言われている。なるほど、と強く印象に残った。

眠気は、3時ごろまでつづいた。音楽を聴いていても、まったく響いてこない。
昨日ほどではないが、今日も外は寒かった。コートのポケットに手をつっこんで、とりたてて用事も目的地もないまま、ただ歩いていく。
歩いていると、ようやく眠気が散って、頭が冴えてきた。喫茶店で、コーヒーの湯気に温まりながら、坪内祐三『文庫本福袋』(文春文庫)を読み始めた。喫茶店を移動しつつ、172ページまで読み進んだ。

帰りに高島屋のデパ地下に寄り、鰈の煮付を買って帰った。夕餉は、その鰈の煮付、冷凍食材からキンピラゴボウ、ニンニクの紫蘇漬け。ご飯とワカメの味噌汁。
夜、2週間ぶりに、任天堂Wiiを起動した。妻と、WiiFit、WiiSportsをやった。1時間くらい。Pをじゃらして、1時半頃、就寝した。

by daiouika1967 | 2008-02-29 13:48 | 日記  

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