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7月25日(金) 晴

暑い。今日も昨日に引き続き猛暑だ。さすがにちょっとバテてきた。今日も妻は病院通いだ。昨日に引き続き大須でいっしょにご飯を食べる約束をする。地鶏の店でカラアゲの定食を食べた。

妻と別れ、午後。
仕事で風俗嬢二人と面談する。ひとりは19歳、ひとりは18歳だという申告なのだが、どう見ても15、6歳にしか見えない。何か身分を証明するものはあるかというと、自称19歳は1年前に家出したきりで何もない、と言う。自称18歳は、「わたしぃ、戸籍ないみたいでぇ」と言う。戸籍がない?と訊き返すと「ええ、わたしぃ、シセイジなんですけどぉ、親がテキトーな人でぇ、なんか届けたりとかしてくれなかったみたいでぇ」と言う。そういえば前にもひとり「戸籍が無い」という女の子を相手にしたことがあったな、と思い出す。本当にそうなのか、ぶっとんだ「言い訳」なのかは分からない。
ふたりともルックスは悪くないが、けっこうリスキーな人材である。某ヘルス店の店長に写メを送り、そのリスキーさも合わせて伝えておく。すぐに返事が返ってくる。採用、ということだった。できればすぐに店に連れてきてほしい、ということだったのだが、女の子たちに確かめると、今から友達と待ち合わせて買い物に行くのだと言う。来週連れて行くことにして、電話の店長と時間の都合を合わせた。

ああ、だるい。喫茶店に入って、マンゴーをシェイク状にした飲み物を飲むが、それだけではとても回復しないようなだるさが全身にとりついている。そんなわけで、サウナに行くことにする。
いやぁ、いいねぇ、サウナ。サウナ室で眼の覚めるような熱帯の世界に遊び、限界まで我慢して、おもむろに冷水にドボンと身を沈める。喉の奥がスウスウするような心地を味わって、身体が冷えたら、またサウナ室へ入る。2分、3分と経つと、冷水で閉じた全身の毛穴が、また一気に開いていくのが感じられる。うううううううううう、気持ちがいい。1時間ほど、サウナ室に出たり入ったりし、最後は湯につかって、その後仮眠室へと向う。DAKARAを飲んで、簡易ベッドでうつらうつらと1時間くらい過ごした。

夕方、喫茶店で、秋山祐徳大使『天然老人 -こんなに楽しい独居生活』(アスキー新書)を読む。おもしろい。
秋山祐徳大使は現代美術家である。おれは、種村季弘、赤瀬川源平を経由して、ずいぶん前にこの人の存在は知っていた。しかし、本人の文章を読んだのは初めてである。
いわゆる上手い文章を書く人ではないが、文章のなかに「ほんとうのこと」が捉えられている、と感じた。そこに、秋山祐徳大使本人が躍動しているのが感じられた。これはすごいことである。
言葉というのは、そもそも物事を定義して、世界を分割する働きを持っている。
文章を書いていると、そうした言葉の働きに引きずられて、べつにそう思っていたわけでもないようなことを、つい書いてしまうということになる。
自分が思っていたことは、もっと微妙で、曖昧で、多義的なことだったのに、文章のなかにその多様性を汲み取るということはとても難しい。
「自分が思っていることの全体」=「ほんとうのこと」を言葉にするのは、とても難しいのである。

<ジュンク堂>に寄り、その秋山祐徳大使の自伝『ブリキ男』(晶文社)、フリートマル・アーペル『天への憧れ ―ロマン主義、クレー、リルケ、ベンヤミンにおける天使』(法政大学出版局)、中村圭志『信じない人のための<宗教>講義』(みすず書房)を買う。

夜はひたすらWiiマリオカート。

by daiouika1967 | 2008-07-26 10:11 | 日記  

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